平林押絵工房について

平林押絵工房はデザインからすべて一人の職人が手作業でつくる、小さな工房です
お正月飾りである押絵羽子板をはじめ
伝統技法の押絵を用いた装飾品
等の制作・販売をおこなっております



長い歴史をかけて培われてきた日本の伝統を繋げられるように
そして過去のものではなく、現代における押絵の魅力を伝えられるように
新しい発想で楽しめる押絵を提案しています



押絵羽子板とは?
遊戯用の羽子板ではなく飾り用の羽子板で、羽子板の表面には
押絵で様々な装飾(主に歌舞伎の名場面を題材にしたもの)が施されています。
押絵とは厚紙に綿をのせ絹などの布で包み、各パーツを組み合わせて絵柄を作る技法です。
江戸時代に歌舞伎の流行と共に歌舞伎の名場面を再現した「押絵羽子板」が爆発的な人気となりました。
歌舞伎役者の似顔絵を付けた「役者羽子板」は今でいうところの「ブロマイド」的存在として誕生し
その売れ行きが役者の人気のバロメーターとなったとも云われています。
「江戸押絵」は江戸およびその周辺地域において伝統的に製造されてきた「押絵」製品の総称で、
日本の伝統的工芸品に指定されています。